AKAI ギターを組み立てる
AKAI ギター <nineteen Ninetyseven CG112> を組み立てる
2023年初頭より、なぜか AKAI ギター/ベースのネックとボディがフリマ市場に大量に出品されています。(以前から出ている可能性もありますけど)
最初はすでに所持しているギター、ベースのスペアパーツとしてネックを購入しようと考えていましたが、別々の出品者からですが同じ色のネックとボディが入手可能になっているのを見つけたので、
買いました。
部品揃え
CG112 ネック&ボディ
組み立てる前からいい感じです。
ネック
表面にポリ塗装の乾いた粉のようなものがついていたりしていますが、曲がりはパッと見た目でなさそう。
当然ペグやナットはついていませんし、小傷もありますが十分満足できるものです。
ペグ
オリジナル CG112 同等の
「GOTOH / SG381-MG-01-L3+R3 Chrome」
を使います。手持ちがあったので Chrome にしてあります。本来のCG112 は Gold ですがそこまで合わせる必要もないので。
ナット
オリジナル CG112 は黒い樹脂系を使用しているので
を選択しました。
ボディ
綺麗な状態ですね。
未塗装品も出回っていて、そちらも入手したんですが未塗装の場合は穴加工(線材を通す穴)がされていないので、組み立てる場合にはピックアップの線を通す穴を開けるのに苦労するかもです。
ブリッジ
オリジナル CG112 同等で GOTOH/VS100。現在発売中のものは VS100N という型番で、ネットの情報では以前は VS100G というものが載っているギターもあり、アンカーとスタッドの長さが異なるらしいです。
また、アームのつけ方にも違いがあるらしくて、最新の VS100N だとアームにネジが切ってある(と言っても見える側ではなくて内径側)が、VS100G ではそれが無いとのこと。
手持ちのオリジナル CG112はねじ切ってなかったので、 VS100G かもですが、今回はまっさらの状態から装着するので、気にせず
を入手。アンカーの長さと、ボディ側の穴の深さも問題なくオッケーです。
ピックアップ
AKAI CG112/SG112 ではオリジナルピックアップを使用しており、手に入らないのは確実ですがら、自由に選べます。
しかしフロントとセンターのザグリを見れば、シングルピックアップにハトメ(出っ張り)があるタイプですと入らないことがわかります。
ハトメを削る、ボディを削るという選択肢もありますが、世の中にハトメのないものもありますので、今回はそれらから選ぶ事に。
EMG (アクティブ) もありですが、今回はパッシブにしようと思い、Duncan の SSL 4, 5, 6 あたりを視野に入れ、最終的には安く入手できた SSL-5 としました。
「 SEYMOUR DUNCAN ( セイモアダンカン ) / SSL-5 Custom Staggered ギター用ピックアップ 」
またその選択の際、色も事前に確認し、白にすることにしました。
リアのハムバッカーは安く見つけたので
「 SEYMOUR DUNCAN ( セイモアダンカン ) / TB-16 59/Custom Hybrid Trembucker White 」
を選びましたが、最後に鳴らした段階では若干パワーがフロント・センターと揃わず、再検討が必要かなと考えています。
回路
SSHであることからどんな回路構成にするか悩みましたが、Suhr の SSH ギターの評判が良いのでネットで見つけたその回路を使用しました。センター+リアがフェイズになっている気もするので、そこも再検討する予定です。
ネックジョイント
オリジナルの CG112 (SG112) ではここに独自の(もしくは現在では見かけない)ジョイントワッシャーが使用されているため、気にかけたところです。
探してもあまり種類がなく、ザグリ径がほぼ一緒であり深さもそれなりな、
を選択しました。
加工・組立
ナット
ナット加工はシビアであるというのは web で調べて覚悟していましたが、AKAI ギターは 0フレットなので、溝の横位置だけ失敗しなければなんとかなりそうとの事。
実際、削るのには時間かかりましたが、シビアな調整を行わなくても最終的に特に問題なしでした。
ペグ
ペグは仮置きでネジ穴位置さえきちんと合わせればオッケー
ブリッジ
こちらもアンカー打ち込み前に蝋を塗ると良いという情報を得たので、その通りにして取り付け。スプリングハンガーのネジ位置をオリジナル CG112 と同じにしたんですが、ネジ穴を水平に開けることができない(電ドラが傾かないので)ためにハンガーがでっぱる羽目になりました。